●勉強や宿題をしなければという気持ちはあるが、九九や漢字を覚えることが苦手で、漢字の書き順はぐちゃぐちゃ。
●時にはフリーズしてぼーっと一点を見つめていたり、泣きだしたり、トイレに閉じこもってしまうことがある。
(過度のストレスがかかると「解離モード」に入るしかない!)
●気持ちの起伏が激しく、楽しく遊んでいたかと思うと急にしょんぼりしてしまう。
気持ちが落ち着いていなければ宿題、学習ができない。
発達課題に合わない宿題を帰ってきてまで強制されることは虐待と言えるのではないか。
まず、子どもたちが解離モードに入らないで生活できる環境を保障することなしには子どもたちを学びへと誘うことは不可能ではないか。
多くの学校現場で、その子どもの発達状況が適切に理解されないまま、機械的に同一の学習、宿題を課される結果、5,6歳頃の発達的な力を十分に獲得できない状況で就学を迎えた子どもたちが心身ともに追い詰められていく事例があまりにも多いのではないか。
これは、子どもの発達に詳しい北九州大学 楠凡之(くすのきひろゆき)先生が
「幼児期から学童期へ~~集団的自己の誕生」という資料に書いておられたことです。
私も、全く同感です。「子どもの発達の観点」で、今の宿題の問題は考えてみる必要があると思っています。
お子さんの宿題は、お子さんの発達保障のために本当に必要なものなのでしょうか?
出されてある半分の量にしたら、いらいらしたり、かんしゃくを起こしたりすることなく、宿題に臨むことができるのではないでしょうか?
等々、いろいろなことを考えます。
「エール向日町教室」「エール西院教室」では、
① 困っているお子様の自己肯定感が下がることのないよう、学校の先生方との連携を図ります。
保護者の方の許可が得られたら、学校の先生との懇談もさせていただきます。
(スタッフの一人は、総合育成支援員の時、放課後等デイサービスの指導員さんと懇談させていただいた経験があります。その時、「個別の支援計画」についての交流もしました。)
② 「放課後等デイサービス エール」は、お子様・保護者・学校・医療機関と連携し、自己肯定感を高め、「お子様の幸せ」のために、努力します。
また個別療育の一環として、「宿題お助け大作戦」を実施します。(小学校教師歴41年のスタッフを軸に、お子様の学習をサポートします。中学生の定期試験対策も、一緒に計画を立て、サポートします。)
③ 保護者の方・お子様と懇談しながら、お子様にあった学習計画を立て、サポートします。(系統的でスモールステップを軸にした学習計画をご一緒に考えます)
特に今回のような長期休業中は、絵日記・日記、工作、読書感想文、自由研究等の宿題についてのサポートもいたします
「放課後等デイサービス」ガイドラインには、 「子どもにとっての最善の利益」「子どもの幸せ」を願って放課後等デイサービスは設立されたとあります。
私、またエールスタッフ一同は、心からその指針に賛同し、お子さまと真剣に向き合ってまいります。