講師: 橋本雄太氏
プロフィール
日本吃音・流暢性障害学会所属
現在立命館大学院にて、吃音に関する教育社会学的研究を研究中。
<学会報告>
【国内】
20130830,「吃音者の中学校生活における悩みと今後の課題」日本教育学会第72回大会(会場:一橋大学)
20150829,「思春期における吃音者と学校文化」日本吃音・流暢性障害学会第3回大会(会場:大阪保健医療大学)
20160903,「自分の吃音史と学校教育」日本吃音・流暢性障害学会第4回大会(シンポジウム2「吃音のある自分と向き合うためにできることは何かーーことばの教室との交流で言 友会が果たす役割」・会場:国立障害者リハビリテーションセンター学院)
20161203,「学校教育における吃音矯正と当事者活動」関西教育学会第68回大会(会場:立命館大学)
20170820,「言友会におけるユニバーサルとダイバーシティ」日本吃音・流暢性障害学会(自主シンポジウム4「言友会をダイバーシティという観点から読み解く」・会場:長良川国際会議場)
【海外】
20180714, “First Japanese Institute for Stuttering and its Influence to School Education”, 吃音・クラタリング世界合同会議 in Japan 2018.(広島国際会議場)si
まずはわたしたちのご紹介をさせてください。
わたしたちは向日市で、療育として、個別スタイルでお子さんのメンタルトレーニングを行っている者です。
メンタルトレーニングといっても肩ひじを張るようなものではありません。
ゲーム(ゲームプログラミング、プログラミングパズル)などを通じて
お子さんが楽しめる空間をつくり、その上で自分と向きあう、自分と対話を重ねる訓練をしていきます。
たいせつにしていることは「長所発揮」。お子さんが大好きなこと、本当にやりたいことに取り組むことで、
自信というエネルギーを培い、その上で苦手とすることを克服していこうというアプローチをとっています。
非認知的スキル、社会情緒的スキルと呼ばれることもあります。
これは、いわゆるIQでは測れない、感情のコントロール力、忍耐力、社会性といった技術になり、これからの激動の時代には必要不可欠といわれるものです。
現代人の多くは、脳の「認知」機能に支配されがち、といわれます。
それは社会や人と「比べる」脳の機能で、動物としての本能で。
本能として備わっている機能だからこそ、まさに本能的に人と比べ、
勝ってたら嬉しいし、劣っていたら逃げてしまう。
丸腰でライオンに出会ったら…そりゃあ逃げますよね?
そんなあたりまえのお話です。
そう、しんどいときは逃げていい。いや、逃げたほうがいいのです。
でも現代社会は逃げたくても逃げられません。
「~~しなければいけない」
という社会からの強烈な圧力がわたしたちをしばり、
わたしたちを追い詰めるからです。
それは吃音の場合も同様です。
「流暢に話さなくてはならない」
「もしうまくはなせなかったらどうしよう…」
社会の圧力がわたしたちを苦しめます。
ですので、どうしても心が疲れてしまう…
それは現代社会が持つ大きな問題です。
一方、社会を変えるの不可能ではないものの、
非常に大きな力と、時間を要します。
それよりも
もし自分を変えることでそれを克服できるとしたら。
そんな方法があれば。
そのことにいち早く気づいたのが、みなさんもご存知、Google社です。
Google社は世界最高峰の教育システムを取り入れていることでも有名です。
そんなGoogle社が取り入れたのは、マインドフルネスと呼ばれるもの。
マインドフルネスとは、「今ここ」に集中し、
あるがまま受け入れる練習のことです。
Google社はマインドフルネスの効果と重要性にいち早く気づき、
研修として認知の機能を切り離す訓練を、導入していたりするのです。
そして当教室が療育として活用する原田メソッドは、マインドフルネスと同じく、まさに非認知(認知機能以外)機能の構築です。
つまり自分との対話を徹底することで、
心を強く、広く、しなやかにすることを目指していまして、
それを、よりシステマティックに取り組めるツールが用意されています。
人との比較をせず、
苦手はいったん置いておき、
自分の強みに全振りする。
これは多くの人が活用できていない脳の使い方なので、
吃音のお子さんはもちろん、他の発達しょうがいをお持ちであってもスタートラインは同じ。
むしろ早くに導入すればそれだけ心の使い方がうまくなります。
そうしてつちかった能力でもって、
自信というエネルギーでもって、
生きる上で必要なことに取り組む、
困難を克服する!
エール向日町教室が目指す療育は、そういうものとなります。
日本吃音・流暢性障害学会所属、
立命館大学院にて、吃音に関する教育社会学的研究を行う、
当教室のスタッフ、橋本雄太はこう言います。
「吃音とどううまく付き合っていくか、
その心構えが大切です」
と。
また橋本いわく、かつて日本の吃音の権威の先生にこう言われたそうです。
「吃音は治らないよ」
もちろんこれはその先生と橋本との関係性ができたうえでの言葉です。
一見すると乱暴なようにも聞こえますが、
本質はそうではありません。
その本質は、
「吃音をもった上で、どう生きていくかを、
しっかりと考えたほうがいいよ」
ということなのです。
上記の言葉を投げかけられ、
より視界はクリアになったと、橋本は言います。
そもそも私たちは程度の大小こそあれど、
すべての人は何らかの苦手を抱えながら生きています。
しかし、その苦手に縛られ、
自分の得意に目を向けることを忘れ、
人と比べながら、劣等感にさいなまれて生きていくとしたら…
それはあまりにもつらい生き方ではないでしょうか。
そうではなく、
自分の得意なこと、好きなこと、関心のあることに注力し、
それを自分の芯として生きていく。
人と比べて欠点を克服しようとするのではなく、
ありのままで良しとした上で、いかに生きる力を伸ばせるかを
自分に問い続ける。
それが生きづらさから脱却できる、
一つの道と考えます。
たしかに言葉でいうのは簡単で、
実際、それらを実現できる人は、そう多くはないでしょう。
ですが、もし、そのような難易度の高いことを実現できるツールがあれば、
いかがでしょうか。
自分の強みを見出し、そこから生まれる自信というエネルギーでもって、
苦手を克服していく。
そのために必要な、
●目的の立てかた
●負荷の設定の仕方
●自分との向き合い方
●人に対する接し方
といったことを体系的に実践できるツールがあれば。
ご興味はないでしょうか。
それが、エール向日町教室が療育ツールとしてご用意している、
「原田メソッド」です。
ここでは詳しいことは割愛しますが、
原田メソッドは療育の分野に限らず、
日本トップレベルのプロサッカーチームや、
誰もがご存知のメジャーリーガー、およびプロ野球チーム、
といったトップレベルのアスリートや、
誰もが知っている国内および国外の有名企業、
の研修として活用されている、心を鍛えるための仕組みなのです。
私自身が思う、この仕組みのすばらしいところは下記の通りです。
その人にあった負荷
がつくれる
成長するためには負荷はかならず必要です。
しかし、度を超えた負荷をかけると、からだはもちろん、心までも疲弊してしまいます。
確実な成長を促すためには、その人にあった負荷を見極め、かけ続ける必要があります
継続できる
仕組みがある
どんなにいい話を聞いても、またどんなにいい方法があっても、「継続する」ことでようやく効果を発揮することがほとんどです。
原田メソッドには誰でも「継続できる」ための仕組みが備わっています。
心のあり方を
重視している
どんなに能力が高い人でも、人格が備わっていいないと、その能力はもはや暴力といえるでしょう。
「人格の上の能力発揮」という考え方を基礎におき、
毎日、心を磨くためのトレーニングを必ずおこないます。
その他にもたくさんのツール、特徴があるのですが、
すべてをお伝えするのはこの場だけではとても困難です。
従いまして、エールの取り組みをご説明する、説明会を設けさせていただきたいと思います。
無料でご参加いただけますので、お気軽にご参加くださいませ。
※できるだけお一人ずつのお悩み、ご質問に向き合いたいため、今回は少人数制とさせていただきます。
日時
5月11日(火) 13:00~15:00
開催場所
エール向日町教室、またはご自宅(オンライン)
【エール所在地】向日市向日町北山50-5 Molicaビル2C ※駐車場2台あり(ご予約必須)
参加人数
先着5名さま(オンライン含む)
内容詳細
●第一部
13:00~
吃音についてのエールの取り組み
13:30~
原田メソッドについてのご説明
●第二部
14:00~14:30
全体質問
※これまでの内容に関し、疑問点をご質問ください。
14:00~15:00
個別相談
※ご希望者さまがお一人ずつ、個別でご質問等ができる場となります。
順番にお待ち頂きます点、ご容赦ください。
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