西院教室では、5月12日にスタッフを対象とした火災水害時の避難訓練を行いました。
消防士さんに来ていただき、
火災については電子レンジのコンセントからの発火を想定した、避難誘導・初期消火・通報を行いました。
火災への対応について消防士さんから具体的なアドバイスもいただきました。
- 発火を発見した人は、どこの消火器を利用するのか、初期消火で対応できるものなのかなど指示を具体的に行う
- 消火器の使い方については、どのように使うのか事前にさわって確かめておく
- 通報の際には避難してからの通報が良いのかの判断が必要。また、電話を掛けるための固定電話を置いておく場所はどこが適切なのかも確認しておく
- 教室にある1つの消火器だけでは鎮火しない時には、教室の外に置いてある建物に備え付けられた消火器を使う必要があり、その場所を改めて確認しておく
- 外にある消火器を持ってくるなど複数の消火器が準備できれば、1個ずつよりも複数の消火器を1度に使えるほうが良い
- 子どもたちが安全に避難できるためには、スタッフが声を掛け合い協力することが大切
- 炎が天井に達しているなど炎の大きさが大きい場合には、初期消火よりも避難を優先する
また、西院教室は水害の発生しやすい場所であることから、水害への対応についても確認しました。
- 雨が降り続ける状況の中、避難が必要であるかどうかについて早い判断が必要になるが、何を基準に判断するかについては、側溝やマンホールの様子を見ながら判断する
- 側溝やマンホールから水が溢れることは、大雨警報が発令される前でも起こるため、大雨が降り始めた時点で荷物をまとめておく
- 遠くへよりも身近な場所で避難することが大切であるため、避難場所となる公園や学校に避難しに行くよりも高さをかせぐことを優先し、エール西院教室の場合には、教室のある建物の2階に避難することが良い
- 避難について事前に早い判断をする場合には、近くの光華女子大学などに避難することが可能
- 路面が浸水している場合には、マンホールの蓋がうごき落とし穴のようになるなど非常に危険なため、遠くへの避難は避けるほうが良い
- 情報収集については、気象庁が出している防災情報の「雨雲の動き」や「今後の雨」を確認する
また、特に必要な備蓄についても確認しました。
- ヘルメット
- 携帯のカイロ
- 長靴(長ぐつをはくスタッフが子どもたちをおんぶすることが可能)
- 軽食(子どもたちが食べるのに飴もおすすめ)
- ブランケット
- ゴミ袋(雨合羽の代わりにもなる)
避難訓練後には改めて教室の外にある建物備え付けの消火器・消火栓の場所を確認しました。
建物備え付けの消火器は各階4つずつ。消火栓は各階1つずつあることが確認できました。
教室内には消火器を1つ常備しています。
今回、火災水害時の避難訓練を通して消防士さんから様々なお話も伺い、
災害時の状況をより身近に想定し、必要となる判断、今できる事前準備について確認することが出来ました。