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夢中になれる体験を子どもたちと

写真を見てください。3人の男の子が、公園の砂場で山を作り、トンネルを開通させました。一生懸命、一生懸命に取り組んでいる姿が写真からもうかがえると思います。

私は、この姿を見て、嬉しくなりました。私が子どものころ、こんなことはざらにあった光景で、学校の砂場や海辺でよく作ったものでした。近年は、休み時間の短さなどもあり、「授業」として低学年が取り組む以外はあまり見かけない光景になりました。

「山を作ってトンネルほっても、どうせ、つぶすんでしょ。だから、やらない。」というような子どももいると聞きました。(幸い、私が受けもった子どもにそんな子どもはいませんでしたが・・・・・)

「〇〇ができるようになるために取り組む」ということはもちろん大事なことだと思いますが、なんの見返りもなく「夢中になって取り組む」という経験も、とても大切なことではないかと、私は思います。

 私が小学校2年生の頃のこと。沈む夕日を見ながら、少し小高い土手からたわいもないことを言いながら、ただひたすら下に落ちるという遊びをしていたことを、五十年以上たった今でも、はっきり覚えています。秋になり、きれいな夕焼けの時期になった今、そんな昔のことを思い出しました・・・・

 そして、そんな「楽しかったなあ、あの時は・・・」の経験が、今の私を支えていると思うのです。「ああ、楽しかった!」の経験が、困った時に「がんばってみよう!」のベクトルにつながると、私は考えています。そんな経験を子どもたちといっぱいしてみたいと思う、今日この頃の私です。

 

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