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お子様の宿題でお悩みのあなたに・・・(その1)

「教室の窓から」宮田 稔

(はじめに)

放課後等デイサービスで働き始めて5年目になりました。

子どもが大好きで、小学校の先生という仕事を選びました。それから、41年。自分でも、長いこと先生をやったもんだなあと思います。先生をやめてからも、子どもと一緒に過ごせる放課後等デイサービス指導員という仕事に就くことができました。「先生、今日は楽しかったなあ。また、やろうな!」の一言に励まされながら、毎日を過ごしています。

そんな元気な子どもたちですが、宿題に悩む子ども(保護者の方)も少なくないように感じています。

 

(宿題ができないのは、お子さんのせいでしょうか?) 

保護者のみなさん、みなさんは、お子さんが「お腹がいたい・・・」と訴えたら、どうされますか?「何か、変なもの食べた?」とか「食べ過ぎたんじゃないの?まず、トイレに行ってらっしゃい。」などのお声掛けをなさるのではないでしょうか?

ところが、宿題のことになると、「どうして、こんな問題ができないの?」

「だらだらしないで、集中してやりなさい。」というお声掛けになっていませんか? 「夜遅くまで、親子一緒にやりました・・・」「朝早く起こして、必死でやらせました・・・・」等のお声を聞いたことがあります。

「お腹が痛くなった」ではお子さんのお腹を心配されるのに、どうして、『頭?宿題』の問題になると、お子さんのせいになるのでしょうか?

「そもそも、与えられた宿題に問題がある?」「与えられる宿題が多すぎる?」

「与えられた宿題が、わが子の発達段階にあっていない?」

などのことは、ないのでしょうか?

運動会の50M走(100M走)は、50M(100M)のタイムを事前に計り、赤白の組分けも考慮して、走る組分けをします。

つまり、その時の子どもの走力を考慮しているのです。

ところが、宿題は、ほとんどの場合そうなっていません。同じ宿題が、一律に出されているケースがほとんどです。

私から見ると、50Mを8秒で走る子どもに合わせて、50Mを10秒で走る子どもが、50Mを8秒で走らなければならないような宿題になっているように思えるのです。

つまりは、みんな一律なのです。「同じであること」が大事な場合もあると思いますが、一律に課されることによって、かえって「自己肯定感が下がる」場合もあります。

給食も同じです。基本は、みな同じ量で配食しますが、「減らしてほしい子ども」の分を減らし、「増やしてほしい子ども」の分を増やしているのです。

ですから、「同じもの」を食べていますが、「同じ量」ではないのです。加えて、最近はアレルギー対応で、「卵抜き」のおかずにしたり、ある時は、おかずをお弁当に入れて、持ってきたりしています。「みんなちがってみんないい」が、給食では実践されていると言えましょう。

私は、宿題も同じ考え方をしてほしいと思います。(以下、「その2」へ続きます)

 

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