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小学生が「論理的思考」を学ぶべき理由~その2~

 

エール山科校の下村です。

前回の続き、つまりプログラミングを学ぶことで論理的思考力が身につき、そうすることで問題解決力が鍛えられる。今の時代は、小学生の時からこの能力を鍛えておいたほうが良い、ということについてのご説明です。

まず当校がお伝えしています「原田メソッド」では、

目的一番、
目標二番!

とう点を大切にしています。つまり、目標を設定する前に、
目的、つまり将来、やりたいことや欲しい物、得たい気持ちなどをしっかりと設定した上で、目標を決めるということです。

そうしないと努力の方向を誤る可能性がある、ということですね。

 

そしてのその上で目標として、いつまでに何をするか、といったことを考え、それを達成するための細かな階段を設定していきます。

ところが、この階段設定のときに、多くの方が

 

「○○を頑張る」

 

という行動を設定されます。気持ちはとても良くわかります!
努力はとても大切ですし、努力する人って、周りに勇気を与えます。とても美しいですよね^_^

ただ、「頑張る」というものはあくまで考えること(気持ち)であって、具体的な行動でない。目標達成のためには具体的な行動を設定しないと、なかなか腰が上がりません・・・。

それはもちろん僕も同じ。仕事が終わり、クタクタになったのち、予定表を見て、

 

「勉強を頑張る」

 

と書いてあったとしても、

 

「まあ、明日でいいか」

 

となっていしまいますし、実際、そうなりました(笑

そうではなく、

 

「1分だけ計画書作成に関する本(今週は○○)を読む」

 

となっていれば、重い腰を上げることができます。

つまり、

■目的(夢)の達成のためにはどんな目標が必要か。
■目標達成のためには、何をいつまでにする必要があるか、また毎日することは何か
■目標に対して、きちんと進んでいるか。また良かったことや反省点、改善点は何か

といったことを考え続けることが、夢の実現のためには必要なのです。残念ながら、やりたいことを考えるだけで夢がかなうほど、世の中は甘くありません。夢を実現する過程で、多くの問題が発生します。また、それらからを避ける(逃げる)だけでは夢はもちろん、目標にも一向に届きません。

<p
>夢をかなえるためには、「問題解決力」が絶対に必要なのです。そして、問題を解決するための「考え方」の技術として、
「論理的思考力」というものが必要になるのです。

これは日々の振り返りで考えればわかりやすいかもしれません。

【今日の振り返り】
——————
「今日、○○というミスをしてしまった。明日からは気をつけよう」
——————

このような振り返りをされる方は、大人でもたくさんいらっしゃいます。

ですがこれはただの感想であって、このような感想を続けるだけでは、おそらく同じ失敗をしてしまいます。

■なぜミスをしたのか
■どうすれば防げるのか

問題解決のためにはこれらをきちんと考えることが必要でして、その技術が論理的な思考なのです。

例えば論理的でない考えをあげますと、以下のような形です。

「テストの成績が悪かった。集中力が足りないのかもしれない。明日からは頑張ろう」
「大きなミスをしてしまった。気合を入れ直し。次からは気をつけよう」
「雨に濡れてしまった。雨が振る前に帰るようにしよう」

このような対策で、

テストの点数が伸びそうでしょうか?ミスは減りそうでしょうか?にわか雨に打たれずに済むでしょうか?

おそらく、何も変わらないと思います。これは笑い話ではなく、「論理的に考えるクセ」がないと、日常で当たり前のように起こってしまいます。

しかも、大人になってからだと、このクセはなかなか直せません。数十年のあいだ、やり続けてきたこのクセをなおそうと思えば、相当な時間と根気が必要なのは、容易に想像できるかと思います。

だからこそ、できる限り早い段階で、論理的に考えるクセ(習慣)を身につけておくほうが良いのです。

特に今は激動の時代。インターネットの登場により情報はどんどん増える一方。AI(人口知能)やロボットの登場で、人がやっていた仕事がどんどん減ってきている。増える仕事といえば、今まで誰もやったことが無いような作業。

そんな世界で生きていくためには、算数や国語が人よりできたとしても、それだけでは十分ではありません。

それらに加え、

 

「問題が起きたときに自分で解決する」

 

という技術が必要だといわれていますし、日本に住む以上、すべての人に必要だと僕は考えています。

その技術の一端を担うのが「論理的思考」だということです。

これからの日本に必要不可欠な習慣。しっかりとお伝えできるよう、<まずは原田メソッドという仕組みを、多くの方にお伝えしてまいります。

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