ケアの心で接する!困った子どもに優しい大人でありたい!

この夏、作家村上しいこさんのお話を聞きました。村上さんは、次のように語っています。

じつは、私は母に抱かれた記憶がなく、幼少期には継母から虐待を受け、学校ではいじめに遭っていました。どこにも居場所がなかった私を、6年生のとき、担任の先生がみんなの前で抱きしめてくれたことがあり、その温もりの意味を、大人になってようやくわかるようになりました。

また、学校の図書室だけが私を受け入れてくれる場所。本の登場人物たちから「あなたはここにいてもいいんだよ」というメッセージを受け取っていました。そんな、抱っこや物語の世界が与えてくれる温もりのすばらしさを、私の言葉で伝えたかったんです。それで『だいすきひゃっかい』を書きました。

もう一つ、心の支えになったのは小学6年の担任の先生の言葉です。「くさい、汚い、あっち行け」といじめられている時、先生は「どこが汚れているんですか」と抱きしめてくれました。「支えてくれる人は必ずいる」という気づきは自殺を思いとどまるきっかけになりました。言葉は人を傷つけるけれど、人を癒やしもする。言葉の力を考えて使ってほしいですね。


講演で伝えているのは、
「耐えきれなくなったら、自分の好きな世界に逃げたっていいんだよ 」ということ。

今いる世界を全てだと思わずに、好きなこと、心地よいと思えることをよりどころにしてほしい。そして、自分の居場所を大事にしながら、現実世界で、勇気を出して助けを求めてみてください。手をさしのべてくれる人が現れたら、その手を放さないで一歩でも半歩でも踏み出してほしいと思います。

 胸が熱くなるお話でした。コロナ禍で苦しむ子ども達。困った子どもに、ケアの心で優しく向き合いたいと思う今日この頃の私です。

 

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