「一年生になる前につけたい力」とネット検索したら、
「ひもを結んだりすることができる。食事をきまった時間内(20分)で食べられるようにしておく。」等、なんと18項目に及ぶ「できなければならないこと」が並んでいるものが出てきました。
私自身、「大人になった今でもこんなにすべて、できるだろうか?」と、不安になりました。こんな「提言」を見たら、誰でも不安になるのではないでしょうか?
もちろん、できないよりできた方がいいのですが、私は、いつも保護者に言っていました。「できないのが子どもです。できないから子どもなんです。」と。
では、私がお子さんに求める力は何なのか?
それは、「助けを求める力」と「折り合いをつけることのできる力」
この2つです。
これは、何もお子さんに限ったことではなく、大人になった私も含めて、保護者の方にも言える力なのではないでしょうか?
小学校に入ったら、(もちろん、小学校でなくても)お困りごとが出てくるものです。
その一つに、トイレに行くタイミングがあります。我慢できずにお漏らしする子どもは、今でもいます。定年退職してから4年間、子ども達のサポーターとして働いていたのですが、何回かお漏らしの後片付けをしました。お子さんが、安心して過ごせるように、おトイレが近いお子さんをお持ちの方は、担任の先生に入学や進級の時にお願いしておくことをお勧めします。
あわせて、休憩時間にトイレに行っておくのがいいのですが、どうしても我慢できないときは、「授業中でも『トイレに行かせてください。』って、先生に言うんだよ。」のお子さんへの声掛けをお願いします。
他にも、アレルギー(これは、給食の関係もあり学校で必ずアンケートがあります)のことや、偏食など、先生にお願いしておくことをお勧めします。なぜかわかりませんが、とにかく完食させることを目指している先生もいました。私は、好き嫌いが全くなく、給食大好き人間なので苦労したことはないのですが、冷たくなった食べ物を前に悲しそうにしている子どもを見ると、こちらも悲しくなりました。「先生、大きくなったら食べられるようになることもあるし、わが子も、大きくなった今、野菜も食べるようになっていますし、そんなに完食にこだわらなくてもいいんじゃないですか?」と、担任の先生にお願いしたこともありました。
勉強のことも含めて、どのようなことをどのように学校や先生にお願いしたらいいかわからないという方は、「エール向日町・西院教室」で無料相談会を実施しておりますので、お気軽にお問合わせ下さい。お待ちしております。