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豊かな生活を創る

★豊かな生活を創る

・・・先生も子どもも「わくわく」する取組を

生活の中には、発達の栄養素が溶け込んでいます。そして、その中には数量認識も必要ですし、数量認識が培われる要素が詰まっているのです・・・。

例えば、野菜作りを例に考えてみましょう。

野菜が育つためには、毎日の水やりが必要ですよね。なかなか大変な作業ですが、成長する姿を実感できる喜びがあります。

収穫時には、収穫する喜びがありますし(仕事への憧れ)にもつながるかもしれません。―「これは、お家の人へのお土産。カレーに入れてね。」等の声掛けをしてきましたが、(ご家庭との結びつき)が生まれたと思います。―実際にクッキングをすると、(料理への関心)が高まります。「今日は、キュウリが10本採れた」・・・自分も嬉しい・みんなも嬉しいというように(仲間意識)が広がります。―そして、収穫したものをみんなで分ける行為は、(数量の発達)を促進してくれます。このような側面があると、私は考えています。

 

基礎学力→生きる力

「聞く・読む・話す・書く」などの言語能力の伸張や数量概念の獲得、計算力の獲得は、その後の教科学習で知識を蓄える力になるとともに、自分の周りの世界を直接的な感覚の世界からいったん離れて、分析・統合し、自分の中に取り込んでいく力である。   

「向日が丘の教育22号」p.127

「向日が丘の教育22号」127ページ 1988年には、上記のことが記されていました。しっかり学習し、基礎学力を培うことは、「生きる力」を培っていくことだと、私は考えています。

 

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