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(教室の窓から)「放課後等デイサービス」のガイドライン その2

※こちらは「(教室の窓から)「放課後等デイサービス」のガイドライン その1」の続きになります

 


(3)放課後等デイサービスの提供に当たっての基本的姿勢と基本活動
基本的姿勢
放課後等デイサービスの提供に際しては、子どもの最善の利益を考慮し、人権に配慮した支援を行うために、子どもの支援に相応しい職業倫理を基盤として職務に当たらなければならない。 放課後等デイサービスの対象は、心身の変化の大きい小学校や特別支援学校の小学部から高等学校等までの子どもであるため、この時期の子どもの発達過 程や特性、適応行動の状況1を理解した上で、コミュニケーション面で特に配慮 が必要な課題等も理解し、一人ひとりの状態に即した放課後等デイサービス計画(=個別支援計画)2に沿って発達支援を行う。 放課後等デイサービスでは、子どもの発達過程や障害種別、障害特性を理解 している者による発達支援を通じて、子どもが他者との信頼関係の形成を経験 できることが必要であり、この経験を起点として、友達とともに過ごすことの 心地よさや楽しさを味わうことで、人と関わることへの関心が育ち、コミュニ ケーションをとることの楽しさを感じることができるように支援する。また、 友達と関わることにより、葛藤を調整する力や、主張する力、折り合いをつけ る力が育つことを期待して支援する。基本活動には、子どもの自己選択や自己 決定を促し、それを支援するプロセスを組み込むことが求められる。 また、日常的な子どもとの関わりを通じて、保護者との信頼関係を構築し、 保護者が子どもの発達に関して気兼ねなく相談できる場になるよう努める。 放課後等デイサービスは、子どもに必要な支援を行う上で、学校との役割分 担を明確にし、学校で作成される個別の教育支援計画3等と放課後等デイサービ ス計画を連携させる等により、学校と連携を積極的に図ることが求められる。 また、不登校の子どもについては、学校や教育支援センター、適応指導教室等 の関係機関・団体や保護者と連携しつつ、本人の気持ちに寄り添って支援して いく必要がある。

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