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(教室の窓から)子どもと楽しむ言葉遊び~その5

(注:小宮山繁先生のホームページ「かばのしっぽ」から先生の了解を得て、掲載しました。)

(1)清音濁音シャレあそび
日本語の中には、「〝」「゜」をつけるだけで全然言葉の意味が変わって違うものがあります。この特徴を使って、昔から遊んできました。(1)清音濁音シャレあそびは、その違いを一文の中に入れて楽しむ遊びです。

・私がやらなきゃだれがやる!わたしがやらなきゃだれかやる。

・敵の出来がよい

・グチを言う口どの口・皿が割れることはざらにある

・タンスがダンス

・勝負に負ける人 へそ曲げる

・危機をのがれた木々

・正気じゃない定規

・ホールにボールがまよいこむ 

・おかずが罪犯す

・エコでリサイクル、エゴでポイ捨て

・変なペン

・ボラのホラ

・バカ者の墓(・お馬鹿なお墓)

・キリギリスもギリギリっす

・四国は地獄

・蜂には刺され、バチではたたかれ・・・

 

(2)すむと濁るで大違い
(2)は清音でできた言葉と濁音・半濁音をつけてできた言葉の違いを強調して楽しむ遊びです。やっぱり(2)の方が高度でおもしろいと思いますが、(1)の単純明快さも捨てがたい味があります。

・箸を投げ捨て、恥はかき捨て

・福に徳あり、ふぐに毒あり

・柿は茶色でカギは銀色

・苔は木につき焦げは鍋につく

・口に問なし、愚痴に限りなし

・競技にルールあり、凶器に恐怖あり

・カラスは動物 ガラスは割れ物

・ヘアはかみの毛 ベアはくま

・けいとは糸で ゲートは門

・バラにはとげあり、はらには肉あり

・ハスにははちおり バスには人おり

・俳句にわびあり、バイクにさびあり

・感興に限りなし、環境に限りあり

・エコはみんなのために、エゴは自分のために

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