田中昌人(京都大学教授1932~2005)らは人が赤ちゃんから大人へと育つ過程には、いくつかの発達の節(質的転換期)があり、誕生から児童期までに四つの「階層」と、それぞれの階層に小さな「段階」があるとしたのです。
竹の成長に節があるように人間の発達にも節があって、人は誕生以来いくつもの節を乗り越えて大人になっていきます。
次に紹介するのが、多くの知的障がい児が直面する五つの節です。
①幼児第1転換期(1歳半ころの節)
②幼児第2転換期(4歳ころの節)
③幼児第3転換期(6,7歳ころの節)
④児童第1転換期(9歳ころの節)
⑤児童第2転換期(12,13歳ころの節)
知的障がいをもつ多くの人たちは、①~⑤のどこかの節の前で立ち止まり、次の飛躍へ挑戦を続けています。では、子どもたちがつまずきやすい質的転換期(節)はどの時期にあるのか、表にまとめています。
次回、紹介します。